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歯医者さんへの手紙患者さんへの手紙

（永久歯が生えはじめた娘との会話）「ことば」のいちばん近くにあって、「おいしい」を、「えいよう」に変えたり、

時には、たしかめ合う「愛」を、　見つめていたりする。　白い歯。笑顔は、いつも君の輝きでできている。「ねえ、動物を好きな人が、獣医さんになるんでしょう。」「そうだよ。」

「じゃあ、歯を好きな人が、歯医者さんになるの。」「そうだね。そうだと、いいね。」K . I　38歳福岡市

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じいちゃんすごい

幼い頃の冬の日、背中を丸めて歩いていると「胸を張って堂々と歩け」と父に言われたものだ。武士みたいでめったに自慢なんぞしない父が、先日、

歯医者さんに褒められたと二十四本の自前の歯を自慢した。その八十二年の人生を噛みしめるが如く奥で鈍く光る銀、ヤニですすけ小さくなった歯たちだが、根っこはまだしっかりしている。

時々歯科で痛い目にあっている孫らが、「じいちゃんすごい」と感動する。父の歯とその人生が重なって見えた。R . Z　39歳福岡市

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嫌な瞬間

あなたが痛そうな顔をすると、どきっとする。「痛いですか？」ときくと「いいえ、大丈夫」という。きっと、怖くてびくびくしているんだな。

私も怖くて、びくびくしている。あなたが、また痛そうな顔をするんじゃないかって。ひとの痛そうな顔ってきらい。あなたを苦しめているような気分になるから。

削るときだけマシーンになってドキドキしないでいいようになりたい。M . S　24歳福岡市歯科医

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天国のFさんへ

衛生士として初めての喜びを与えてくださったFさん、ありがとうございました。N . O　福岡市歯科衛生士

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もの言えぬ　患者は瞳で　痛みつげ

Y . S　49歳歯科医師

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